ポールモデルのサイズが絶妙!
2016-02-25指先のニュアンスを弦に送り込む重要なアイテム「ピック」
ギターを弾くうえで重要なアイテムでありながら、1枚100円(税抜)で買えてしまうお手軽感。
しかし、その求めやすい価格は複数の異なるピックを手に取ってしまう罠である。
罠にはまった者は皆、旅に出ることになる。
ピック探しの旅に・・・
そんな罠にかかってしまった旅人達を、迷宮へと誘う「ピック探訪記」。
そんなブログを書いてる私も、当然罠にかかった側の人間でございます。
旅人歴20年の私が、旅の途中に出会ったピック達をチョコチョコ紹介していきます。
今回は、一度はハマッた人も多いであろうPaul Gilbert(ポール・ギルバート)モデルをご紹介。ポールについての説明は割愛。
まずは、当店ライナップ一覧。
ラインナップ的には2000PGという、ホログラムっぽいのがあるんですが、当店では扱いがありませんのでご了承下さい。だって200円するんだもん
このピックが多くのギタリストを魅了する最たる理由は、その絶妙なサイズにあると思うんです。
という訳で、勝手に検証のコーナー!
検証対象はこちらの2つ。
これらを、先端・後端それぞれを合わせて、サイズや形状の違いを検証してみます。
まずは、
Jim Dunlop / Jazz?:素材や厚みの違う派生モデルも多く、ここ数年で勢力を拡大しているサイズのご先祖様的モデル。
検証結果:ポールモデルのほうが全体的に一回り大きく、特にオシリ部分の形状が違う。
次は、
Fender / 351Shape:所謂ティアドロップ型の元祖的な?サイズで、迷ったらコレ的なモデル。
検証結果:ポールモデルのほうが僅かに先端がシャープで、全長も短いが、オシリ部分の幅はほぼ同じ。
これらの検証結果から、
Jazz?サイズでは小さすぎてピックが安定しない。
ティアドロップサイズでは大きすぎて指先の細かい動きが利きにくい。
そんな悩みをお持ちの方々の多くがポールモデルに辿り着いたのではないか?との結論に至りました。
まあ、実際にはポールが使ってるからっ、ていう理由で買ってみたらハマッちゃった人が大半だと思うんですけど。
———–ちなみに————————————————-
厚みは全色1.0mmですが、赤のみ素材が違います。他の色はセルロイド。
PVCは、ポリ塩化ビニルのことなんですが、何故PVCを使用したのか?
推測ですが、PVCは発色が良い素材なので、色にこだわった結果、赤のみPVCを使用したんではないかと思います。
あくまで個人的な見解なので、他の目的があったのかもしれませんけどね。
———–さらに—————————————————–
個人的に使用していて思っていたことなんですが、素材がセルロイド同士でも色によって硬さが違うような気がしてたんです。
こないだ、某ピックメーカーの方とそんな話をしていたら、気のせいだと思っていたことが確信に変りました。
曰く、「同じ素材でも、着色に使用する塗料によって硬さに微妙に差が出る。」そうです。
ピックそのものの反りや、微妙な個体差もあると思いますが、やはり、色によって硬さに違いがあるというのは気のせいではなかったことが判明してスッキリしました。
———-さらにさらに————————————————
厚みの違うものや、滑り止めが必要な方用に、ポールモデルと同サイズのピックもございます。
ラインナップの一部をご紹介。
1枚100円でできちゃうピック旅で、自分にフィットするサイズを探しにいきませんか?