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最新ギブソン2015年モデルに搭載されているオートチューニングシステム”Gibson G-FORCE”をご紹介。
グレードアップされた各種パーツ、様々なアップデートが実現したギブソンUSAの2015年モデルの中でも、一際目を惹くポイントが自動チューニング機構である「Gフォース」でしょう。ワンタッチでレギュラーチューニングはもちろん、オープンチューニングや変速チューニングもできてしまうので、ギター初心者の方はもちろん、長いキャリアの方にも好評を得ております。伝統と革新の間に新しい音楽の時代が刻まれていく、私たちは今そんな偉大な歴史的瞬間に立ち会っているのかもしれません。
Gibson G-FORCE 搭載モデル
Gibson USA / Les Paul Standard 2015
Finish:Heritage Cherry Sunburst Candy / Tobacco Sunburst Candy / Trans Amber Cherry Back Candy / Honeyburst Perimeter Candy / Wine Red Candy
定価(税込):¥479,520
Gibson USA / Les Paul Traditional 2015
Finish:Ocean Blue / Tobacco Sunburst / Placid Purple / Honey Burst / Heritage Cherry Sunburst
定価(税込):¥367,200
Gibson USA / Les Paul Deluxe 2015
Finish:Wine Red / Pelham Blue Metallic Top / Heritage Cherry Sunburst / Gold Top
定価(税込):¥336,960
Gibson USA / Les Paul Classic 2015
Finish:Vintage Sunburst / Fireburst / Heritage Cherry Sunburst / Seafoam Green
定価(税込):¥303,480
Gibson USA / Les Paul Less Plus
Finish:Desert Burst / Fireburst / Heritage Cherry Sunburst
定価(税込):¥290,520
Gibson USA / Les Paul Studio 2015
Finish:Desert Burst / Manhattan Midnight / Wine Red
定価(税込):¥163,080
Gibson USA / LPM 2015
Finish:Translucent Ebony / Heritage Cherry / Vintage Sunburst
定価(税込):¥153,360
Gibson USA / Les Paul Special 2015 Double Cutaway
Finish:Heritage Cherry / Vintage Sunburst / Translucent Yellow Top
定価(税込):¥150,120
Gibson USA / Les Paul Junior 2015
Finish:Heritage Cherry / Vintage Sunburst / Translucent Yellow Top
定価(税込):¥119,880
Gibson USA / SG Standard 2015
Finish:Heritage Cherry / Translucent Ebony / Fireburst
定価(税込):¥249,480
Gibson USA / SG Special 2015
Finish:Heritage Cherry / Translucent Ebony / Fireburst
定価(税込):¥157,680
G-FORCE操作方法解説!!
- 基本操作 -
G-FORCEのコントロールプレート部分にはテレビゲームのコントローラのような十字キーがあるのですが、その右下の丸いボタンが電源になっていますので、その「オンボタン」を一度押します。その後、弦を「バララン~」と鳴らします…実はこれで終了なのです。
- 操作方法 -
上記操作で、前回使用したマルチストリング・チューニングモードが起動して自動的にチューニングを合わせてくれます。以前のロボットギターで言うところのMCKノブの操作ですが、より直感的に操作ができるようになっています。 弦は一度に全ての弦を弾いても、一本ずつ弾いても音程を検知します。
これは普通のチューニングメーターを使うときも同様なのですが、ピッキングしたばかりですと弦振動のピッチは不安定ですので、一回弦を弾いたらしばらく音を伸ばしてあげると良いでしょう。合いにくい弦があったら、他の弦をミュートしてあげると感知しやすいと思います。メーカーによると、チューニング精度はおよそ+-2セントということです。ギターのネックは木でできているため当然しなりがあります。何回か繰り返した方が精度は向上するでしょう。
チューニングが完了した弦はLEDが緑色に切り替わります。まだチューニングが合っていない弦は赤色ですね。ここで注意するのは、弦がベロンベロンに緩んだ状態では上手く音程が検知されないこと。LEDがピッチの検出範囲外であることを示す紫色に光りますので、弦にはある程度テンションがかかっている必要があります。ダウンロード版の日本語取扱説明書15ページをご覧いただくと、ストリングアップ/ダウンモードの説明がありますが、「電源オフの状態でオンボタンを3回、エンターボタンを2回押す」と上下ボタンで簡単に弦の巻き上げ/巻下げができます。
初代ロボットギターですと、手動でペグを回すときには腕時計のリューズを抜くような動作が必要でしたが、現行モデルでは、そのまま無造作にペグを回すことができます。ギア比が小さいので普通のチューナーよりは回す量が多くなること、また低音弦側はモーターの構造上逆巻きですので覚えておきましょう。手動でのペグ調整はチューニングの微調整が必要な際にも重宝します。
他のチューニングを選ぶ際は、右下の「オンボタン」を2回押します。上下ボタンでバンクが切り替わり、左右ボタンでチューニングを選び、十字キーの真ん中「エンターボタン」で決定します。これも非常にシンプルな操作です。「バンク」というのはマルチエフェクターをお使いの方でしたら馴染みが深いと思いますが、上下ボタンを押すと、赤・緑・青と三種類の色が切り替わるので、その中から左右ボタンでチューニングを決定する簡単な仕組みです。
コントロールプレート上には「eBGDAE」とアルファベットの表記があります。下記表のように、例えば「赤のE」がスタンダード、「赤のA」がDADGAD、「赤のG」がドロップD、「緑のE」がオープンE、「緑のG」がオープンG…。青のバンクは任意のユーザープリセットが登録できます。基本的にはファクトリープリセットだけで事足りてしまうので、青色のバンクは上級者向きでしょうか。
レギュラーチューニングから、ドロップチューニングやオープンチューニング等にワンタッチで切り替えが可能ですので、ステージでいちいち曲ごとにギターを持ち替えないで事足りてしまうアドバンテージが非常に大きなおすすめポイントですね。
VIDEO
■メインチューニングプリセットバンク:デフォルトの設定
赤:メインチューニング・プリセット・バンク
弦
E
A
D
G
B
E
LED
E
レギュラー
E
A
D
G
B
E
A
DADGAD
D
A
D
G
A
D
D
全弦1音下げ
D
G
C
F
A
D
G
ドロップD
D
A
D
G
B
E
B
全弦半音下げ
E♭
A♭
D♭
G♭
B♭
E♭
e
ダブルドロップD
D
A
D
G
B
D
緑:メインチューニング・プリセット・バンク
弦
E
A
D
G
B
E
LED
E
オープンE
E
B
E
G#
B
E
A
オープンA
E
A
E
A
C#
E
D
オープンD
D
A
D
F#
A
D
G
オープンG
D
G
D
G
B
D
B
ドブロ
G
B
D
G
B
D
e
4度チューニング
E
A
D
G
C
F
公式サイトでは、日本語や英語はもちろん9か国語でのクイックリファレンスガイド及び詳細説明書がダウンロードできます。
http://www2.gibson.com/gforce.aspx
弦交換のコツと消耗品やアフターケアについて
- 弦交換について -
弦交換に関しましては、ダウンロード版の日本語取扱説明書(http://www2.gibson.com/gforce.aspx )にも詳しい説明がありますが、シャフト上部にキャップがついているのがポイント。これはコインやマイナスドライバーで締められますが、あまり力を入れ過ぎないように。普通の力加減で十分です。
弦はキャップの下にあるワッシャー上の金具に弦を噛ませるようにして巻き始めます。とりわけ難しくはないので、慣れれば普通のギターと同様に交換できると思います。
ここでも、低音弦側はモーターの構造上、通常のギターの逆巻きなのは忘れないようにしましょう。
もし、初めての弦交換で自信がなければ、一本ずつ外して隣の弦を見ながら交換するというのが良いかと思います。古くなった弦というのは音程も悪くなりますし、タッチの強弱も拾いにくくなりますので、こまめに交換しておきましょう。
- 消耗品について -
G-FORCEでは専用の充電器が付属しており、一回のフル充電で80-100回程度のチューニングが可能です。ヘッド裏にあるコントロールプレート上部にリチウム充電池がついており、デジカメのバッテリーのようなイメージなのですが、そこを押すとワンタッチで取り外しができます。
アフターケアに関しましても、当社取り扱い製品であれば正規代理店による一年間の保障が付属しています。またバッテリー、アダプターなどの消耗品も直接海外のオフィシャルサイトから購入できます。旧世代のモデルも引き続きサポートされていることが確認いただけます。(Gibson Tech Store http://techstore.gibson.com/ )
長く使用することを考えると、「精密機器なので故障したときがこわい」という声もあるかと思いますが、万が一、保証期間後に破損時してしまった場合は、チューナーごと交換してしまう方法があります。特殊なパーツが使われているのはペグ部分だけですので、アウトプットそのものには関係していません。アクティブサーキットのギターと異なり、バッテリーが切れたら音が出なくなる、とかそういったご心配はありませんのでご安心ください。
- 通常のペグに改造してみる -
先述しましたが2015年のギブソンUSAラインナップでは殆どのモデルがG-FORCE搭載で通常のチューナーの仕様が製作されておりません。そういったモデルのモディファイですが、※ペグの交換はあくまで「改造」行為ですので、ご購入者様の自己責任としてメーカーの保証を受けられなくことには十分ご注意ください。
ペグを交換する際、G-FORCEはナット締めのペグによってコントロールプレートごとヘッドストックに固定されています。ここは接着されているわけではありませんので、ペグを外して、新しくネジ穴を開けてしまえば通常のチューナーに交換することが可能です。
サイズ画像は誤差がありますが、元穴に入るシャフトの径でシャフトの高さが合っていれば通常のペグに交換することができます。お気に入りのモデル、お買い得特価商品のペグを交換したいといったご要望、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
G-FORCE操作方法解説!!
- 基本操作 -
G-FORCEのコントロールプレート部分にはテレビゲームのコントローラのような十字キーがあるのですが、その右下の丸いボタンが電源になっていますので、その「オンボタン」を一度押します。その後、弦を「バララン~」と鳴らします…実はこれで終了なのです。
- 操作方法 -
上記操作で、前回使用したマルチストリング・チューニングモードが起動して自動的にチューニングを合わせてくれます。以前のロボットギターで言うところのMCKノブの操作ですが、より直感的に操作ができるようになっています。 弦は一度に全ての弦を弾いても、一本ずつ弾いても音程を検知します。
これは普通のチューニングメーターを使うときも同様なのですが、ピッキングしたばかりですと弦振動のピッチは不安定ですので、一回弦を弾いたらしばらく音を伸ばしてあげると良いでしょう。合いにくい弦があったら、他の弦をミュートしてあげると感知しやすいと思います。メーカーによると、チューニング精度はおよそ+-2セントということです。ギターのネックは木でできているため当然しなりがあります。何回か繰り返した方が精度は向上するでしょう。
チューニングが完了した弦はLEDが緑色に切り替わります。まだチューニングが合っていない弦は赤色ですね。ここで注意するのは、弦がベロンベロンに緩んだ状態では上手く音程が検知されないこと。LEDがピッチの検出範囲外であることを示す紫色に光りますので、弦にはある程度テンションがかかっている必要があります。ダウンロード版の日本語取扱説明書15ページをご覧いただくと、ストリングアップ/ダウンモードの説明がありますが、「電源オフの状態でオンボタンを3回、エンターボタンを2回押す」と上下ボタンで簡単に弦の巻き上げ/巻下げができます。
初代ロボットギターですと、手動でペグを回すときには腕時計のリューズを抜くような動作が必要でしたが、現行モデルでは、そのまま無造作にペグを回すことができます。ギア比が小さいので普通のチューナーよりは回す量が多くなること、また低音弦側はモーターの構造上逆巻きですので覚えておきましょう。手動でのペグ調整はチューニングの微調整が必要な際にも重宝します。
他のチューニングを選ぶ際は、右下の「オンボタン」を2回押します。上下ボタンでバンクが切り替わり、左右ボタンでチューニングを選び、十字キーの真ん中「エンターボタン」で決定します。これも非常にシンプルな操作です。「バンク」というのはマルチエフェクターをお使いの方でしたら馴染みが深いと思いますが、上下ボタンを押すと、赤・緑・青と三種類の色が切り替わるので、その中から左右ボタンでチューニングを決定する簡単な仕組みです。
コントロールプレート上には「eBGDAE」とアルファベットの表記があります。下記表のように、例えば「赤のE」がスタンダード、「赤のA」がDADGAD、「赤のG」がドロップD、「緑のE」がオープンE、「緑のG」がオープンG…。青のバンクは任意のユーザープリセットが登録できます。基本的にはファクトリープリセットだけで事足りてしまうので、青色のバンクは上級者向きでしょうか。
レギュラーチューニングから、ドロップチューニングやオープンチューニング等にワンタッチで切り替えが可能ですので、ステージでいちいち曲ごとにギターを持ち替えないで事足りてしまうアドバンテージが非常に大きなおすすめポイントですね。
VIDEO
■メインチューニングプリセットバンク:デフォルトの設定
赤:メインチューニング・プリセット・バンク
弦
E
A
D
G
B
E
LED
E
スタンダード
E
A
D
G
B
E
A
DADGAD
D
A
D
G
A
D
D
全弦1音下げ
D
G
C
F
A
D
G
ドロップD
D
A
D
G
B
E
B
全弦半音下げ
E♭
A♭
D♭
G♭
B♭
E♭
e
ダブルドロップD
D
A
D
G
B
D
緑:メインチューニング・プリセット・バンク
弦
E
A
D
G
B
E
LED
E
オープンE
E
B
E
G#
B
E
A
オープンA
E
A
E
A
C#
E
D
オープンD
D
A
D
F#
A
D
G
オープンG
D
G
D
G
B
D
B
ドブロ
G
B
D
G
B
D
e
4度チューニング
E
A
D
G
C
F
公式サイトでは、日本語や英語はもちろん9か国語でのクイックリファレンスガイド及び詳細説明書がダウンロードできます。
http://www2.gibson.com/gforce.aspx
弦交換のコツと消耗品やアフターケアについて
- 弦交換について -
弦交換に関しましては、ダウンロード版の日本語取扱説明書(http://www2.gibson.com/gforce.aspx )にも詳しい説明がありますが、シャフト上部にキャップがついているのがポイント。これはコインやマイナスドライバーで締められますが、あまり力を入れ過ぎないように。普通の力加減で十分です。
弦はキャップの下にあるワッシャー上の金具に弦を噛ませるようにして巻き始めます。とりわけ難しくはないので、慣れれば普通のギターと同様に交換できると思います。
ここでも、低音弦側はモーターの構造上、通常のギターの逆巻きなのは忘れないようにしましょう。
もし、初めての弦交換で自信がなければ、一本ずつ外して隣の弦を見ながら交換するというのが良いかと思います。古くなった弦というのは音程も悪くなりますし、タッチの強弱も拾いにくくなりますので、こまめに交換しておきましょう。
- 消耗品について -
G-FORCEでは専用の充電器が付属しており、一回のフル充電で80-100回程度のチューニングが可能です。ヘッド裏にあるコントロールプレート上部にリチウム充電池がついており、デジカメのバッテリーのようなイメージなのですが、そこを押すとワンタッチで取り外しができます。
アフターケアに関しましても、当社取り扱い製品であれば正規代理店による一年間の保障が付属しています。またバッテリー、アダプターなどの消耗品も直接海外のオフィシャルサイトから購入できます。旧世代のモデルも引き続きサポートされていることが確認いただけます。(Gibson Tech Store http://techstore.gibson.com/ )
長く使用することを考えると、「精密機器なので故障したときがこわい」という声もあるかと思いますが、万が一、保証期間後に破損時してしまった場合は、チューナーごと交換してしまう方法があります。特殊なパーツが使われているのはペグ部分だけですので、アウトプットそのものには関係していません。アクティブサーキットのギターと異なり、バッテリーが切れたら音が出なくなる、とかそういったご心配はありませんのでご安心ください。
- 通常のペグに改造してみる -
先述しましたが2015年のギブソンUSAラインナップでは殆どのモデルがG-FORCE搭載で通常のチューナーの仕様が製作されておりません。そういったモデルのモディファイですが、※ペグの交換はあくまで「改造」行為ですので、ご購入者様の自己責任としてメーカーの保証を受けられなくことには十分ご注意ください。
ペグを交換する際、G-FORCEはナット締めのペグによってコントロールプレートごとヘッドストックに固定されています。ここは接着されているわけではありませんので、ペグを外して、新しくネジ穴を開けてしまえば通常のチューナーに交換することが可能です。
サイズ画像は誤差がありますが、元穴に入るシャフトの径でシャフトの高さが合っていれば通常のペグに交換することができます。お気に入りのモデル、お買い得特価商品のペグを交換したいといったご要望、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
ロボットギターの時代
ギターシンセや従来のモデリングギターギターのようにマルチチューニングのデジタルシミュレーションを行うのではなく、物理的にペグをロボット駆動させチューニングを変化させる仕組みを搭載したロボットギター。
その歴史を辿ると、古くはジミー・ペイジの使用していたトランスパフォーマンスDTS-1が広く知られています。これは、ボディ本体を大きくザグって大掛かりな改造が必要なハイエンド仕様ですので一般のギタリストにはあまり馴染みがなかったと思います。
その後、ギブソンから、セルフチューニング搭載のロボットギターが発売され一大センセーションが巻き起こったのは2008年のこと。当時のロボットギターはブリッジでピッチを検出し、ペグに信号を伝えてモーターで巻き上げるという仕組みでした。レスポール・スタジオをベースにしたモデルで、三十万円を切るお手頃価格で、様々なメディアからの注目を浴びたのは記憶に新しいでしょう。
当初はシルバー/ブルーバーストのレスポールのみでしたが、後に、カラーバリエーションモデルが限定発売され、SGやフライングV、エクスプローラーなどの他機種への展開も行われました。その後、次の世代のロボットギターとして、2008年末にはモデリングサウンド機構「カメレオン・トーン」を搭載したダークファイアDark Fireが発表。2009年末にはダスクタイガーDusk Tiger、2010年にはファイアーバードXと新しいテクノロジーを貪欲に取り入れ、DAWとの連携を高めたモデルが限定発売されてきました。
こういった流れの中で、現行最新システム「G-FORCE」の前身となるMin-ETuneがラインナップされたのは2012年末のこと。原点回帰というべきか、非常にシンプルな構造となっており、通常モデルと異なるのはヘッド周りのみというユーザーフレンドリーなデザインが特徴的です。
ドイツに本社を置く、トロニカルTronical社のType-Aという型番のチューナーがマウントされており、ペグシャフト下部のセンサーがピッチを検出。ヘッド裏に取り付けられたコントロールプレートで操作を行い、直接小型モーターでペグを稼動させるというミニマムな構造です。コストパフォーマンスに優れ、よりカジュアルなオートチューニングが実現されています。G-FORCEではファームウェアがアップデートされており、より正確で素早いチューニングが可能になっている他、押弦やカポタスト使用時のピッチ補正モード、全バンクをカスタムチューニングバンクに設定できる機能が追加されております。
そのルックスからは「重たそう」「ストラップをつけたときのバランスが悪くなったり、ヘッド落ちが心配」という声も方も聞かれますが、実はその重さはたったの約256g、一般的なロトマチックチューナーが200g以上はありますので遜色ありません。
ギブソンUSAのラインナップ変遷を見てみると、以前は従来のチューナーのバージョンとオートチューニング機構搭載のバージョンがともに発売されている機種が殆どでしたが、2015年からはデレク・トラックスモデルや一部限定モデル、ベースを除く全てのモデルにG-FORCEが搭載されるようになりました。
今まさにロボットギター時代の到来です。