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2020.12.25 [FRI]
Vol.7 Susumu Nishikawa Special Selected SG
第7回は、西川進さんが本気で選んだGibson SG をご紹介!
動画内ではそのギターの特徴やフィーリングを語り、エフェクターの事やデモ演奏もしております。
全てのギターに本人直筆の「楽器選定書」が付属されています。
※ なお、選定書はイシバシ楽器が発行したもので、Gibson社とは関係ございません。
Gibson 1963 Les Paul SG Custom Reissue with Maestro Vibrola
Gibson
1963 Les Paul SG Custom Reissue with Maestro Vibrola
S/N:092081
Body
Body Material:1-Piece Solid Mahogany
Finish:Nitrocellulose VOS (Vintage Patina)
Neck
Neck Material:Solid Mahogany
Profile:1960 SlimTaper
Fingerboard Material:Solid Ebony
Number Of Frets:22
Frets:Authentic Medium-Jumbo
Nut Material:Nylon
Inlays:Mother of Pearl Block
Joint:Long Tenon, Hide Glue Fit
Hardware
Finish:Gold
Bridge:ABR-1
Tailpiece:Long Maestro Vibrola
Tuning Machines:Grover Kidney
Pickguard:White Multi-Ply
TrussRod:Authentic 1950s No-Tube
Truss Rod Cover:Authentic Stepped 2-Ply
Control Knobs:Black Top Hats w/ Gold Inserts
Strap Buttons:Brass
Mounting Rings:Black M69
Pickup Covers:Authentic Profile Gold-plated Nickel Silver
Electronics
Neck Pickup:Custombucker Alnico 3 (Unpotted)
Middle Pickup:Custombucker Alnico 3 (if applicable)
Bridge Pickup:Custombucker Alnico 3 (Unpotted)
Controls:2 Volume, 2 Tone, CTS 500K Audio Taper Potentiometers, Black Beauty Capacitors
このギターを選んだ理由をお聞かせください。
このギターは僕が使っているモノとほぼ同じタイプなんです。すごくデザイン的には完成されていてものすごくかっこいいんです。
僕のギターと違うところはまずペグですね。金ピカの光っているペグ。これがやっぱり見た目にもよくて、チューニングにも良いみたいです。ここはちょっと悔しいポイント。
ネックは、握りとしてはほぼ一緒で、ちょっとだけヴィンテージに近い感じがして、ボディに関しては、金ピカかそうじゃないかくらいの違いなんですけど、音がやっぱりヴィンテージに近いですね。例えば僕が持っているこのタイプの SG は「ジャキーン」っていう感じ。でもこのギターはどちらかというと「ゴン」っていうハリがある感じです。生音で弾いても、テンション感がある感じがしますね。そこがやっぱり悔しいポイント・その2ですかね(笑)。
SG にたどり着くまでメインギターはどのようなモノを使っていましたか?
僕もかなり色んなギターを使ってきました。それこそイシバシ楽器でオールドのストラトキャスターを買わせていただいたりとかね。レスポールも使っていたし335も使っていたし、色んなギターを使ったんですけども、だんだんと「ジャキーン」という感じが欲しくなってきて、徐々に SG に近づいて行ったんです。
一番 SG に近づいた理由は、ある日ギターウルフのライブを見たんです。ギターウルフもレスポールを使っているんですが、ライブ中に弦が切れたんです。ローディの方がサブのギターを持ってきて、それが SG だったんです。その SG を使った途端「ジャキーン」って音がして、「うわっ、すごい!」って思ったんです。「これは僕が求めていたサウンドだ」と。それまで、正直な話 SG にあんまり興味がなくて、そのライブで音を聞いた瞬間に「やられた!」という感じで、早速その足で SG を買いに行って、それが SG スペシャルなんですけども、それでもう SG の魅力にハマっちゃって、メインギターが SG になった、という感じですね。
西川さんにとって SG の最大の魅力は何ですか?
やっぱり、さっきから言っている「ジャキーン」っていう感じですね。色にしてみたら金というより銀色な感じで、感情をえぐられるような、心の底までくるような「ジャキーン」という感じ。レスポールとかでもそのようなサウンドは出るんですけど、 SG の方が奥底までくるサウンドっていう感じがして使っています。
ヴィブラート付の SG を好む理由は?
正直な話、「見た目」です。もういっぺんで惚れ込んだというか、見た感じが完璧なフォルム。すごく愛おしいくらいに好きになって。
当初は価格が安めの SG スペシャルを使っていたんですけど、もう弾き倒して、結構僕は激しい感じの音楽が好きなので、弾き倒すわステージでぶん投げるわ引きずり回すわで、傷だらけでちょっとギターがかわいそうっていう気持ちもあって、 SG は美しいフォルムなので、とにかくステージで引きずり回すのはやめよう! と思って、そういう気持ちも含めて美しいギターを選びたいなと思いました。
Gibson SG Custom 3P.U w/Long Maestro VOS Ebony
Gibson
SG Custom 3P.U w/Long Maestro VOS Ebony
S/N:001563
Body
Body Material:1-Piece Solid Mahogany
Finish:Nitrocellulose VOS (Vintage Patina)
Neck
Neck Material:Solid Mahogany
Profile:Authentic 64 Medium C-Shape
Fingerboard Material:Solid Ebony
Number Of Frets:22
Frets:Authentic Medium-Jumbo
Nut Material:Nylon
Inlays:Mother of Pearl Block
Joint:Long Tenon, Hide Glue Fit
Hardware
Finish:Aged Gold
Bridge:ABR-1
Saddle Material:Nylon
Tailpiece:Long Maestro Vibrola
Tuning Machines:Kluson Waffle Back, Metal Tulip Buttons
Pickguard:3-ply White/Black/White 67 Custom "Batwing"
TrussRod:Adjustable
Truss Rod Cover:Authentic Stepped 2-Ply
Control Knobs:Black Witch Hats with Gold Inserts
Strap Buttons:2 Brass
Pickup Covers:Authentic Profile Gold-plated Nickel Silver
Electronics
Neck Pickup:Custombucker Alnico 3 (Unpotted)
Middle Pickup:Custombucker Alnico 3 (if applicable)
Bridge Pickup:Custombucker Alnico 3 (Unpotted)
Controls:2 Volume, 2 Tone, CTS 500K Audio Taper Potentiometers, Ceramic Capacitors
このギターを選んだ理由をお聞かせください。
実は僕、ブラックの SG にメッチャ憧れてて(笑)。持ってないんですよね。あんまり黒の SG を見たこともないし、たまにネットで見かけると「かっこいいな」と思っていて。実際見てみたら、メッチャかっこいいです(笑)。「かっこいい!」って言ってしまうくらいかっこよくて、もう本当にたまらないですね。フォルムもすべてがたまらなくて。
これも僕の持っている SG と比べてみると、まず、ゴールドパーツのペグという部分は違いますけど、僕は最初気づかなかったんですが、ロゴやインレイが白っぽくなくて少し黄味がかったヴィンテージ風なんです。それがすごく重厚感、高級感を感じますね。良いギター! っていう感じがすごくします。そして、もう全然違うところが、ラージピックガードを使っているところ。実はラージピックガードに少し抵抗があって、ちょっと自分とは違うなと思ってたんです。僕が持っているものは全部ハーフなんですが、このギターを見た瞬間に、ラージピックガードもいいな、って思いましたね(笑)。ちなみにこのピックガード、「バットウイング」(コウモリの翼)というらしく、それを聞いてさらにかっこいいなって思うようになりました(笑)。ちょっと固定概念を覆された感じがします。素敵です!
ライブやスタジオワークでは、どのようなシチュエーションの変化で弾くギターを変えるのですか?
アレンジによって出したいサウンド、例えば鋭いカッティングを出したいとか、そういう時はやっぱりジャズマスターを使ったり。古い音、渋い音を出したい時はグレッチを使ったりとかリッケンバッカーを使ったりとか。いろいろ変化はさせていますけど、ほぼ「西川サウンド= SG サウンド」と言っても過言ではないというか、自分ではそう思っているので、いろんなアーティストの皆さんには SG サウンドを喜んでいただいています。
そして僕の SG はちょっと特殊っていうか人とちょっと違っていて、3ピックアップのものを使っているのですが、真ん中のピックアップは生かさず普通の2ピックアップのように配線していて、ここがポイントなんですけどフロントピックアップの高さを結構下げています。その状態でセンター(MIX)の音を出した時に、アーティストの歌をころさず歌を活かしつつ鋭いギターサウンドをも活かす、そういうサウンドが作れるんですよね。それをずっと長年の SG 人生(笑) の中で研究していって底を見つけたんです。このサウンドだったらいろんなアーティストの歌を活かせる、しかも SG の鋭いサウンドも活かせる。
僕はセンターで演奏する曲がかなり多いですね。レコーディングでもそうです。もちろん、リアで演奏することもありますが、、このセンターのサウンドは僕独特というか、誰もやってないんじゃないかなと思っています。
今まで所有していたギターで一番思い入れのある SG は何ですか?
かなり色んな SG を持っていて、スペシャルから始まって、 SG GT っていうアメ車っぽい感じのがあったりとか、P90 が載っている SG とかもあって色々と試したんですけど、今使っている3ピックアップのものが僕的にはすごくグッとくる感じです。
Gibson Jimi Hendrix 1967 SG Custom Aged Polaris White
Gibson
Jimi Hendrix 1967 SG Custom Aged Polaris White
S/N:67105
Body
Body Shape:SG Custom
Body Material:Mahogany
Finish:Murphy Lab Aged
Neck
Material:Mahogany
Profile:60s SlimTaper
Fingerboard Material:Ebony
Number Of Frets:22
Frets:Reissue
Nut Material:Nylon
Inlays:Custom Block
Joint:Set Neck, Long Tenon
Hardware
Finish:Aged Gold
Bridge:ABR-1
Saddle Material:Nylon
Tailpiece:Long Maestro Vibrola
Tuning Machines:Kluson Waffle Back, Metal Tulip Buttons
Pickguard:3-ply White/Black/White 67 Custom "Batwing"
TrussRod:Adjustable
Truss Rod Cover:2-ply Engraved "Custom"; Second Hendrix-branded Cover Included in the Case
Control Knobs:Black Witch Hats with Gold Inserts
Strap Buttons:2 Brass
Pickup Covers:True Historic Aged Gold
Electronics
Neck Pickup:68 Custom Humbucker
Middle Pickup:68 Custom Humbucker
Bridge Pickup:68 Custom Humbucker
Controls:2 Volume, 2 Tone; 500k CTS Potentiometers, Ceramic Capacitors
このギターを選んだ理由をお聞かせください。
こちらジミヘンさん(Jimi Hendrix)のモデルなんですが、ジミヘンさんの魂が乗り移ってんじゃないかっていうぐらい、渋いサイケなイメージですね。なんかもう見るからにジミヘンさんの音を出したい、ジミヘンコード弾きたいです! いわゆるジミヘンコードっていうんですけどももうそれが合いますよね。
本当にジミヘンさんの魂が感じ取られて、しかも見てみるとクラックとかもあってオールド感っていうか、そういうのもすごく感じられるし、なんかもう渋い! サイケ! ケースの中にまだ秘密があってめっちゃサイケなものがあるんですよ。これはもう買っていただいた方にお楽しみにしていただきたいと思うんですけどね。
しかもですねこのギターなんと世界で150本しかない、しかも日本で10本以下、日本で10人しか持ってないんです。持ってる人集まってオフ会していただきたいぐらいのそんな感じですよ! めっちゃ価値があるっていうかレアなギターです。本当にジミヘンさんの魂がこう乗り移る感じがします。素敵です!
西川さんはエフェクターを数多く使う事でも有名ですが、譲れない部分と未だに開拓中の部分を教えてください。
まず譲れない部分って言うとやっぱりこちらの MXR distortion II ですね。これは高校生の時からこれを使っているんですけども、正直いろんな物を使ってみたいなと思って使うんですけど、最終的にはここに戻ってくるっていう、結局今もこれを使っています。これだけはやっぱり譲れない部分ですね。
開拓中っていうか新しくしたところで言うとこちらのスイッチャーですね。スイッチャーに対してはですね僕ものすごい申し訳ないんですけど、不信感というかなんか嫌だなって思ってた時期がすごく長くて。ていうのは、もう昔のスイッチャーって音が悪くて、しかもタイムラグはあるんですけど今はむしろ音がいいんじゃないかっていうくらい良くなって、しかもスイッチタイムラグなく、あの色んなことができるようになってMIDIも使えるし、それでもうやっぱり使ってみると良いなって思いますよね。
そして最近はですね、こちらの STRYMON TimeLine と MOBIUS 。こちらはプログラムをパソコンで制御できるんです。なのでいろんなアーティストさんのサポートをさせていただいていますけれども、そのアーティストさんの曲のセッティングを全部組み込んで、それ全部パソコンに取り込んで、例えばそのアーティストさんのリハーサルが始まったらそのデータをこっち(エフェクター側)に取り込む。で、またパソコンをセーブして。夏フェスとかだといろんなアーティストさんのLIVEやりますのでその毎にステージ横でデータを取り換えるんみたいなことをやってますね。
あと夏フェスで思い出しましたけども、こちらのチューナー(KORG OT12)も結構ずっと使っていて、いまだにこの針を使った古いチューナを使っているんですけど、やっぱり夏フェスとかめちゃ日差しが強いところだとやっぱさすがLEDは光るって言うんですけどもなんか見えない時とかがあって、今はもっとは良くなっているのかもしれないんですけども、今だにこちらの古いタイプを使っています。
ヴィブラートの有無で演奏性に大きな違いはありますか?
ペルハムブルーの SG もアームがついているんですけどもやっぱり見た感じかっこいいなって思うところは一番にあるんですけれども、なんとなくこの音が響く感じがするんですよね。普通のアームがついてないものに対して共鳴というか反響というかふくよかな感じになります。
PROFILE
西川 進
Susumu Nishikawa
誕生日:7月9日 | 出身地:滋賀県近江八幡市
「感情直結型ギタリスト」の名の元、独創的かつ存在感のあるギタープレイで 「西川進」という独自のジャンルを築き上げている。
作曲・編曲・サウンドプロデュースにも高い評価があり、レコーディングやライブともに各方面から常に絶大なる支持を受けている。
バンドやソロ活動、さらには新人の才能育成にも精力的で 次世代からの注目度も高い。
STORE
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