BOSSブランドのエフェクター第1号機としては、それ以前にも、1975年に発売されたローランドの定番ギターアンプJC-120からコーラス・ヴィブラートを抜き出したペダルでCE-1 Chorus Ensembleが1976年に発売されておりましたが、コンパクトタイプのエフェクターとしてはその3機種が初代となります。
BOSSコンパクト・ペダル・エフェクターは、現在に至るまでの40年間で延べ1,500万台以上、全120機種にも及びます。BOSSコンパクト・ペダルを1度も使ったことがないギタリストを探し出すのが難しいと言われるほど、 トップクラスのプロ・ミュージシャンから自宅で演奏を楽しむライト・ユーザーまで、数多くのギタリストに愛用されてきた最もポピュラーなエフェクターブランドといえるでしょう。
プロも使う優れたエフェクター入門機としてもいつしか定番化し、エフェクト(効果)を知るうえで、初めて手にするエフェクターにBOSSの名前があがることが多くありました。
先輩から後輩へ、音楽教室の先生から生徒へ、カリスマからファンへ、BOSSエフェクターの歴史が今日まで繋がれています。
また、40年間変わらない機能美を追求したデザインだけでなく、今となっては当たり前の『足で踏む機械』として求められるエフェクターとしての耐久性。いずれも高く評価されています。
2014年に、BOSSはそのクラフトマンシップを結集させ「技 WAZA CRAFT」シリーズを発売。過去発売された伝説的な製品を中心に、エンジニアがその技術を深く掘り下げ、一切の妥協をせず、再設計。中古でしか手にできなかったモデルが、さらにカスタムされバージョンアップしたモデルを手にすることができるようになりました。
2018年に、ボス株式会社から、ローランド株式会社への吸収合併となり、現在BOSSはローランド社におけるエフェクター等のギター関連製品のブランドとなっています。そして、このBOSSコンパクト・ペダルの筐体は立体商標としても登録されています。
参考:40周年記念特設サイト, ローランドの歩み